水の正しい飲み方【意外と知らない落とし穴】

こんにちは。

暑い日の水分補給、大切ですよね。
皆さん、気を使って水を摂取していると思いますが、その飲み方?合っていますか?

誤った水の飲み方をしていると、逆に熱中症になりやすかったり、その他の病気を引き起こすことも!?

今回は、正しい水の飲み方についてお話していきます。

こんな人は、ぜひ読んでください。

✅熱中症が気になる人。
✅お酒をたくさん飲む人。
✅ダイエットをしている人。
✅水をカブ飲みする人。

*この記事は、毎週朝日曜 朝7時から放送されている【健康カプセル!元気の時間】を元に制作しています。

水の正しい飲み方:水分摂取って、なぜ大切なの?

正しい水の飲み方

体の水分量


ひとの体には、女性55%、男性60%の水分量があります。
その水分量が減少すると様々な症状が出現します。
水分量減少による症状
2%減少:のどの渇き
4%減少:疲労困憊、体温上昇
8-10%減少:意識障害、けいれん
20%以上減少:無尿、死亡

なぜ水分は無くなるの?



健康カプセルではこのような実験が行われていました。

25℃の室温で座ったまま、1時間過ごしてもらうと、どのぐらい水分量が減るか。
実際に被験者に椅子に座ってもらい、2時間とくに動くことなく、椅子に座って過ごしてもらいました。

すると、なんと体重が2時間で50g減少していました!

なぜ水分は無くなるの?


なぜ何もしていないのに、体重が減るのか?
これは、不感蒸泄と言って、呼吸や皮膚から水分が失われているためです。
実際、何もしなくても、1日にこれほどの水分量が失われています。
1日に失う水分量
皮膚:0.7L
呼吸:0.2L
汗 :0.1L
尿や便:1.5L
合計:2.5L
汗をかくスポーツなどをしたときは、より多くの水分を摂取する必要があります。

無くなる量が2.5Lっていうことは、2.5Lお水を飲んだ方がいいの?

そういうわけでもないんよ。


水の正しい飲み方:1日に必要な水分量

正しい水の飲み方

1日2L水を飲んだらいいと、よく耳にしますよね。
先ほどお伝えしたように、体からはあらゆる場所から水分が失われています。
それを補う必要があるのですが、人はお水だけから水分を得ているわけではありません。

人は食事からも、水分を摂取しています。

理想の水分摂取量

普通の人😄
食事から1L
飲み物から1.5L
汗をかく人😓
食事から1L
飲み物から2L
このように、自分に合った水分摂取を心がけることが大切です。

なるほど~。しっかり飲み物飲んでるし大丈夫かな!
日中作業のお供でコーヒーも結構飲んでるし。

待って待って。
利尿作用のある飲み物は、逆に水分を失わせる可能性もあるんよ!

利尿作用のある飲み物について


正しい水の飲み方

きちんと水分を摂っているつもりでも、意外な所に落とし穴があります。
水分について、正しく知って、正しい水分摂取の方法を知りましょう。

カフェインの入っている飲み物


コーヒーなどに入っているカフェインには、利尿作用があります。
この利尿作用によって、水分が尿として失われてしまいます。

ただ、人によっては水分として体に補給される人もいます。

コーヒーを飲んですぐにトイレに行く方は、水分が尿として失われているので、注意が必要です!

水の悪い飲み方:お酒をたくさん飲む人

正しい水の飲み方

お酒に関しても、アルコールには利尿作用があります。
たくさん水分を摂取しているように見えますが、実は尿ですべて摂取した量以上の水分が、失われてしまいます。
ビールを1L飲んだ場合、1.1Lの水分を失う。
そのため、アルコールを大量に飲んだ場合は、その分水分の補給も大切になってきます。

毎晩お酒を飲む人は、脱水に陥りやすいので、他の人以上に水分摂取に気をつけましょう。

水の悪い飲み方:ダイエットしている人

正しい水の飲み方

ダイエットをしている人で、食事制限を行っている人は注意が必要です。
1日に食事から摂取する水分量は、約1Lが望ましいとされています。

ですが、食事制限をすることで、食事からの水分摂取量が不足する可能性があります。

どんな食べ物にも水分は含まれているので、しっかり食べれば1日に1.5Lの水分を摂る事ができます。
<理想の食事量(一例)>
朝食:トースト、ポテトサラダ、目玉焼き、牛乳、果物
昼食:ご飯、豚肉の生姜焼き、おろし和え、ヒジキの煮物、果物
夕食:ご飯、アジの開き、ゴマ和え、煮物、アサリのすまし汁

健康カプセル 元気の時間HPより抜粋。

水の悪い飲み方:水をがぶ飲みする人

正しい水の飲み方

水をしっかりとっているけれど、一気に水を飲んでしまう人。
実は、しっかり水分摂取しているように見えますが、実はほとんどが尿になっています😱

身体が水分を吸収できる1回の量は、200~250mLと言われています。
つまり、ごくごく大量に摂取しても、それがすべて身体に吸収されることはありません。

入りきらなかった分は、尿として排泄されます。


同じ1Lの水分を摂取している人でも、一気に飲む人と、少しずつ飲む人では、身体に吸収されている水分量は大きく異なってきます!

えーっ知らなんだー😱
ほな、正しい水の飲み方って?

水の正しい飲み方は?

正しい水の飲み方

食事を3食しっかり摂取して、仕事の合間に少しずつ摂取することが大切!

また、水分がやや含まれていた方が、水の吸収率が良くなります。
汗をかく日は、糖分と塩分の含まれている、経口補水液やスポーツドリンクを摂取すると、脱水症予防に効果的です。

また、水は温度によっても、吸収に差があります。
常温
普段飲む水は、常温がオススメ!
常温の水は吸収が緩やかなので、起きた時に飲むと細胞の働きを活発にしてくれます。
白湯
白湯にはリラックス効果があり、寝る前に200mLを目安に飲むと眠りやすくなる効果が期待できます。
冷たい水
夏場に飲むと体温を下げてくれるので、熱中症予防になります。
ただし、胃腸への負担が大きいので飲み過ぎは禁物。

まとめ:水の正しい飲み方

正しい水の飲み方
🙆何もしていなくても、1日に2.5Lは体から水分が奪われている。

🙆一日に必要な水分摂取量は食事から1L、飲み物から1.5L。(汗をかく人は2L。)

🙆利尿作用のある飲み物を飲む時は、より水分をこまめにとる。

🙆ダイエットをしている人は、食事から摂取できない分は、多めに飲み物から水分を摂取する。

🙆水は一気に飲むのではなく、仕事の合間に少しずつ摂取するのが効果的。

🙆汗をかく日は、経口補水液やスポーツドリンクで糖分・塩分と共に水分を摂取しましょう。

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